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周年事業①“事業成功”を左右する4つのポイントとは?

2023.07.24

周年事業について相談をお受けする機会が増えてきました。
経営環境の変化(円安・アフターコロナ・世代交代・事業内容の見直し・
ⅮX進展・人材不足など)により、今までの価値観、戦略を
根底の部分で見直す必要があるーそんな想いを伺いながらも
「何から手を付けていいのか分からない」とお悩みの企業様が
多いのも事実です。そこでまず伝えたいのが、はじめの一歩ならぬ
「はじめの4ポイント」。早速ご紹介しましょう。

 

イント1
「周年を起点として新たな成長戦略に取り組む」姿勢を自社内に示す

企業が培ってきた価値観・目的など、見直す必要があるか、経営トップ
やプロジェクトチームで熟考します。「打ち上げ花火」ではない、未来
志向の周年事業の第一歩です。

ポイント2
「何の目的に周年事業をやるか」目的を明確にして、優先順位をつける

周年事業の目的は4つに大別できます。
①人材の確保  ②社内の活性化  ③地域・未来戦略  ④ブランディング戦略
何のために事業を行うのか、何をもって「成功」とするのか、明快なイメージを
持つことが大切です。

ポイント3
目的に対し「誰に向けて発信するか」を明確にする

その目的の対象となるのが、「社内」なのか「社外」なのか。
社内でもご家族様やOB・OGを含めるか。社外ではステークホルダー
や行政機関は対象となるか、など対象を細かく想定することで
実施する事業の内容をより具体的にシミュレーションできます。

ポイント4
「何を発信するか」「どのような言葉・カタチで発信するか」

次いで考えるが、発信のメッセージです。ポイント1での「新たな成長戦略」
をメッセージするには、「このように変わります」という進化メッセージが不可欠で、このメッセージを軸としたブレない事業展開が事成功のための足腰となります。

 

こうして見ると、周年事業のはじめのポイントは
“企業戦略課題の要件定義”とも言い換えることができますね。
CI(コーポレートアイデンティティ)戦略との親和性も高く、実際弊社では周年を
契機としたCIをお手伝いをすることもあります。

長くなりまが、まとめです。
周年事業成功のためのカギは、
●周年を一過性のお祝い行事ではなく、新たな成長戦略の起点として捉える
●そのために、要件定義と社内共有が必須
●中でも目的の明確化と優先づけが大切

なお、周年の目的については、今後別コラムで具体的に
紹介していきたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回周年事業②は2023年9月に更新予定です。