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求職者アクションUP!いますぐ実践したいリクルートツール3選① 会社案内スライド<前編>

2023.08.21

地方での採用は厳しい状況が続いています。おもな理由としては、以下が考えられます。

■労働人口そのもの減少                                                                                                                                                                                                                  ■求職者の都市圏への人口集中
■有効求人倍率の増加
■就労条件の良い都 市圏企業への就職志向

このコラムシリーズでは、特に地方企業の厳しい市場背景の中(採用戦略の体系的な取り組みは別の機会で提言させていただくとして)まずは今すぐできる取り組み=会社説明会スライド」「採用アニメ動画」「採用LP」を順次ご紹介していきます。

今回紹介するのは「会社説明会スライド<前編>」。既につくられている企業様も多いと思いますが、改めて制作の目的から考えたいと思います。

スライドの目的は求職者の関心・興味を促進する(=次の採用ステップに進みたいと思わせる)ことです。またエンゲージメントの高い求職者には、さらに企業への興味から(エントリーや入社への)確信へと進化(昇華)させるツールにもなります。一方で企業側の想い、価値観をしっかり伝えることで、入社後の齟齬を防ぐことにもつながります。

そのために必要な作り込みの工程やエッセンスを3つのポイントに絞って紐解いていきたいと思います。

スライド作成のコツ①
「求職者が知りたいこと」×「自社目線で伝えたいこと」の両面で考える

仕事柄、企業の大小を問わず会社説明用のスライドを拝見する機会が多いのですが、正直「会社の自慢が多いな」「企業概要をスライドにしただけで新卒や中途の求職者には刺さらないだろうな」と感じるものも少なくありません。

いちばん大切なのは
□求職者が知りたいこと
 仕事の具体的内容・求められる人材像・なじめるような社風なのか・ちゃんと休めるのか……など

□会社がリアルに伝えたいこと
 自社ならではの想いや強み、業績など

この2つが並行線をたどらずに、どの構成要素をチョイスし、メリハリをつけてストーリー建てするかということではないでしょうか。

そのために、構成要素の全体像を把握してこのうち、何をチョイスするか、どう伝えるか
を具体的に考えていくプロセスが大切になります。
   

スライド作成のコツ②
①で伝えたいコンテンツ、内容を具体的に洗い出す

まずは次の表をご覧ください。

自己紹介  
部署・社歴 仕事のやりがい、趣味など

会社概要 
設立年月日・所在地 事業内容 創業エピソード etc……

企業理念
ミッション ビジョン バリュー etc……

事業内容
業界ポジション 市場課題と解決 代表商品・サービス etc……

仕事紹介
組織図・仕事紹介 一日の仕事の流れ 先輩社員の声 etc……

働く環境
入社時研修体制・キャリアパス 社風・雰囲気(先輩社員の声) 福利厚生 etc……

採用情報
求められる人材像 採用予定数 選考基準 etc……

アフターインフォメーション
FAQ(よくある質問・回答) 質疑応答 アンケート実施 etc……

カテゴリー別のコンテンツ内訳を部分的にまとめたものです。(弊社の商材資料より一部抜粋)
①で伝えたいことを、この表をもとに明確化し、さらに付け加える要素統合したい事柄を整理します。

 

スライド作成のコツ③
アピールポイントのメリハリを考える

②で求職者にアピールしたい要素が具体的に絞りこまれました。あとはこれだけはしっかりアピールしたいポイントは何か」を考え、メリハリをつけてストーリーを構築し、台本を作り、コンテンツ(パワーポイントページ)を作り込んでいく作業になります。

 

長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。次回2023年9月「会社案内スライド<後編>」では会社の特徴に合わせた効果的なスライド構成についてご紹介いたします。最後までご覧いただき、ありがとうございました。